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tftpd64は窓の社からダウンロードできる?・windows10版のダウンロード方法と使い方・つながらない時の対処方法

tftpd64は窓の社からダウンロードできる?

「TFTPD64」の「TFTPD」は「Travel File Transfer Protocol Daemon」(簡易ファイル転送プロトコルデーモン)の略で、TFTPサーバーやDHCPサーバーなどの機能を持ったフリーのオープンソフトウェアで、それの64ビット版のことです。
(※「TFTP」とは、「通信プロトコル」のことで、通信する時の条件や決まり事のことです。)
(※「DHCP」とは、LAN上でパソコンが起動する時に、その都度IPアドレスなどのネットワーク利用に必要な設定情報を自動的に割り当ててくれる機能のことです。)

「TFTPD64」は「窓の杜」サイトからダウンロードすることができません。

「https://www.vector.co.jp/soft/winnt/business/se495819.html」のURLにアクセスすると、「Vector」のページに移行するので、画面を少し下にスクロールさせると、緑色の「ダウンロードはこちら」というボタンが表示されているので、そのボタンをクリックします。
→画面が変わり、画面下に緑色の「ダウンロードページへ」というボタンが表示されているので、そのボタンをクリックし、ダウンロードを行います。

また、「https://pjo2.github.io/tftpd64/」のURLにアクセスすると、「Tftpd64」のページに移行するので、そちらでもダウンロードすることができますが、説明文が英語表記のため、日本語訳をするか、上記「Vector」から行うか、どちらかを選択してください。

「TFTPD64」は「窓の杜」サイトからダウンロードできませんので、「Vector」または「Tftpd64」のサイトからダウンロードを行ってください。

windows10版のダウンロード方法と使い方

「TFTPD64」を上記の見出しの手順でダウンロードしたあと、ダウンロードした「Tftpd64-4.64-setup.exe」を起動させます。
→「圧縮(zip形式)フォルダー」の小ウィンドウが表示されたら左側の「すべて展開」をクリックします。
→「圧縮(zip形式)フォルダーの展開」の小ウィンドウが表示されたら、画面右下の「展開」をクリックします。
→「ライセンス条項」の小ウィンドウが表示されるので、画面右下の「I Agree」をクリックします。
→インストール条件を確認する小ウィンドウが表示されるので、「▢Add Start Menu Shortcuts」と「▢Add desktop icon」の▢にチェックを入れて、画面右下の「Next」をクリックします。
→インストール先を確認し、画面右下の「Install」をクリックします。
→インストールが始まり、「Completed!」と表示されれば、インストール完了です。

初期設定をするには、
インストールしたフォルダ内にある「tftpd64.exe」を右クリックし、「管理者として実行」をクリックします。
→「ユーザーアカウント制御」の小ウィンドウが表示されたら、画面下の「Settings」をクリックします。
→「Tftpd64:Settings」の小ウィンドウが表示されたら、「GLOBAL」タブの「▢TFTP Server」の▢にチェックを入れます。
→「TFTP」タブに移動し、上の「Browse」と下の「Advanced TFTP Options」の「☑Bind TFTP to this address」の右側に利用しているパソコンと同じIPアドレスがプルダウンで表示されているので、それを選択し、画面下の「OK」をクリックします。
→「Tftpd64 by Ph. Jounin」の小ウィンドウが表示されるので、一番上の「Current Directory」に先ほど指定した場所と同じ場所を指定し、その下の「Server interfaces」に先ほど指定したのと同じIPアドレスを選択します。
→一番右上の「✖」で画面を消し、「tftpd64.exe」をダブルクリックします。

以上で、「TFTPD64」のセットアップが終了です。

つながらない時の対処方法

「TFTPD64」がつながらない原因として、「ファイアウォール」がブロックしている可能性があります。ですので、一時的に「ファイアウォール」を無効にしてからつなげてみてください。もし「ファイアウォール」が原因でなかった場合は、「TFTPD64」を一度アンインストールしてから、再インストールしてみてください。

dhcpの設定方法

「DHCP」をWindows10においてIPアドレスを設定するには、

インストールしたフォルダ内にある「tftpd64.exe」を右クリックし、「管理者として実行」をクリックします。
→「ユーザーアカウント制御」の小ウィンドウが表示されたら、画面下の「Settings」をクリックします。
→「Tftpd64:Settings」の小ウィンドウが表示されたら、「GLOBAL」タブの「▢DHCP Server」の▢にチェックを入れます。

あとは上記の見出しの2つ目の初期設定欄の手順を進めていくと、「DHCP」の設定ができます。

「DHCP」での自動設定については、

Windows画面の左下の「スタート」から「設定」に行き、「ネットワークとインターネット」を選択します。
→画面左の「状態」をクリックし、「ネットワーク設定の変更」から「アダプターのオプションを変更する」をクリックします。
→「ネットワーク接続」の画面が表示されるので、IPアドレスを設定するネットーワーク接続アイコンを右クリックし、一覧から「プロパティ」をクリックします。
→「〇〇〇〇のプロパティ」の小ウィンドウが表示されるので、中央の「この接続は次の項目を使用します」の欄から「インターネット プロトコル バージョン4(TCP/IPv4)」をクリックし、その下の「プロパティ」をクリックします。
→「インターネット プロトコル バージョン4(TCP/IPv4)のプロパティ」の小ウィンドウが表示されるので、左上の「全般」タブをクリックし、「〇IPアドレスを自動的に取得する」と「〇DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する」の〇にチェックを入れ、画面下の「OK」をクリックします。

以上の作業で、「DHCP」の設定ができます。

インストールの方法

「DHCP」をインストールする前に、事前にIPアドレスの範囲を決めておく必要があります。

Windowsの「ロゴキー」と「R」を同時押しすると、「ファイル名を指定して実行」という小ウィンドウが表示されるので、「名前」の欄に「servermanager」と入力し「OK」をクリックすると、「サーバーマネージャー」が起動します。
→「ダッシュボード」内に「役割と機能の追加」という項目があるので、そこをクリックします。
→「役割と機能の追加ウィザード」が表示されるので、画面下の「次へ」をクリックします。
→「インストールの種類の選択」を聞かれるので、「〇役割ベースまたは機能ベースのインストール」の〇にチェックを入れ、画面下の「次へ」をクリックします。
→「対象サーバーの選択」を聞かれるので、画面中央に「svr01」があることを確認し、画面下の「次へ」をクリックします。
→「サーバーの役割の選択」を聞かれるので、画面中央の「▢DHCP サーバー」の▢にチェックを入れ、画面下の「次へ」をクリックします。
→「DHCP サーバーに必要な機能を追加しますか?」と聞かれるので、画面下の「機能の追加」をクリックします。
→再び「サーバーの役割の選択」を聞かれるので、画面中央の「▢DHCP サーバー」の▢にチェックを入れ、画面下の「次へ」をクリックします。
→「機能の選択」の小ウィンドウでは何も選択せず、画面下の「次へ」をクリックします。
→「DHCP サーバー」の画面が表示されるので、画面中央の説明を読んで、画面下の「次へ」をクリックします。
→「インストール オプションの確認」の画面が表示されるので、何も選択せず、画面下の「インストール」をクリックします。
→「インストールの進行状況」の画面が表示されるので、完了したら画面下の「閉じる」をクリックします。
→「ダッシュボード」画面に戻ると、画面右上のフラグアイコンの下に△の注意マークが出ているので、その△をクリックし、「DHCPの構成を完了する」をクリックします。
→「説明」の画面が表示されるので、画面下の「次へ」をクリックします。
→「承認」の画面が表示されるので、画面下の「コミット」をクリックします。
→「要約」の画面が表示されるので、画面下の「閉じる」をクリックします。

IPアドレスの範囲(スコープ)を決めなければならないので、その設定を行います。

「サーバーマネージャー」の画面右上にある「ツール」を選択し、ドロップダウンリストから「DHCP」を選択します。
→「DHCP」の画面が表示されるので、画面左で「IPv4」を選択し、ドロップダウンリストから「新しいスコープ」を選択します。
→「新しいスコープ ウィザード」が表示されるので、画面下の「次へ」をクリックします。
→「スコープ名」の「名前」の欄にスコープ名を入力し、画面下の「次へ」をクリックします
→「IPアドレスの範囲」を聞いてくるので、「開始IPアドレス」と「終了IPアドレス」を入力し、画面下の「次へ」をクリックします。
→「除外と遅延の追加」を聞いてくるので、「開始IPアドレス」と「終了IPアドレス」を入力し、すぐ右の「追加」をクリックします。
→「除外するアドレスの範囲」が表示されるので、画面下の「次へ」をクリックします。
→「リース期間」を聞いてくるので、そのままの状態で、画面下の「次へ」をクリックします。
→「DHCP オプションの構成」を聞いてくるので、「〇今すぐオプションを構成する」の〇にチェックを入れて、画面下の「次へ」をクリックします。
→「ルーター(デフォルト ゲートウェイ)」のアドレスを入力し、すぐ右の「追加」をクリックします。
→「ルーター(デフォルト ゲートウェイ)」のアドレスが表示されるので、画面下の「次へ」をクリックします。
→「ドメイン名および DNS サーバー」を聞いてくるので、「親ドメイン」の欄に「ad.local」と入力し、その下の「サーバー名」の欄に「svr01」と入力し、画面下の「次へ」をクリックします。
→「WINS サーバー」を聞かれるので、そのままで画面下の「次へ」をクリックします。
→「スコープのアクティブ化」を聞かれるので、「〇今すぐアクティブにする」の〇にチェックを入れて、画面下の「次へ」をクリックします。
→「新しいスコープ ウィザードの完了」の画面が表示されるので、画面下の「完了」をクリックします。

最後に「DNS」の設定を行います。

「サーバーマネージャー」の画面右上にある「ツール」を選択し、ドロップダウンリストから「DNS」を選択します。
→「DNS マネージャー」が起動するので、画面左の「SVR01」を右クリックし、「プロパティ」を開きます。
→「SVR01 のプロパティ」の画面が表示されるので、「フォワーダー」タブを選択し「編集」ボタンをクリックします。
(※「フォワーダー」とは、転送するプログラムや機能のことです。)
→「フォワーダー」となるIPアドレスを入力し、画面下の「OK」をクリックします。
→確認画面が表示されるので、画面左下の「OK」をクリックします。

たくさんの手順を踏むことになりますが、画面の指示に従って作業を行ってください。

事前にIPアドレスなどを調べておくと作業がスムーズに進むでしょう。

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