年末調整の時期になると活躍する”年調ソフト”ですが、「ダウンロードしようとしたのに、できない・・・!」なんて、お困りの方もいるのではないでしょうか。
この記事では、そんなあなたも簡単にダウンロードできる方法や、使い方などを紹介していきます。
【目次】
・年調ソフトを国税庁ホームページからダウンロードできない時の対処法
・インストールできない時の対処法
・従業員に配布して問題ない?
・使い方
・住宅借入金等の設定使い方
そもそも皆さんは「年調ソフト」と聞いて、どのようなものを想像しますか?
年調ソフトとは・・・年末調整の時期に従業員が作った年末調整書類を自動的に作成することが出来る無料のアプリ。このアプリは国税庁が提供しています。アプリを使って作成することで、控除額の計算、扶養親族などの年齢の判定、控除が受けられるかの判定を簡単に行うことが出来る便利なアプリなんです。
では、その「年調ソフト」は、どこでダウンロードできるのでしょうか。
ダウンロードは主に、国税庁ホームページから行えます。(パソコン版に限る)
ただ、中には国税庁ホームページではダウンロードできない!という声もちらほら聞かれます。次の記事では、国税庁ホームページでは、ダウンロードできない方に向けて別の手段でダウンロードする方法をお伝えしていきます。
年調ソフトを国税庁ホームページからダウンロードできない時の対処法
国税庁ホームページからダウンロードできない時の対処法として、「Microsoft Store」からダウンロードする別の方法があります。
◎Windowsの場合
①パソコンのスタートメニューから、「Microsoft Store」を探して、クリックする。
②開いたら、「検索」をクリックし、キーワード【年末調整 国税庁】を入力し、検索をかける。
③検索結果から「令和○年度分年末調整」をダブルクリックと、年末調整アプリの説明ページが表示される。
④説明ページで、【入手】をクリック。アプリのダウンロードとインストールが開始される。
※年末調整アプリを再入手する際は、一旦アプリをアンインストールしてから再度インストールし直す。
◎Mac の場合
③までは、Windowsと同じやり方で検索をかける。
④Apple IDパスワードを入力し、「入手」をクリック。アプリのダウンロードとインストールが開始される。
※Macでアプリを再入手する際も、一度アプリをアンインストールしてから再度インストールする。
以上が、国税庁ホームページからダウンロードできないときの対処法です。お困りの方は、是非行ってみてくださいね。
インストールできない時の対処法
ダウンロードが出来て、いざ使おうと思ったら、アプリがインストールできない!とお困りの方もいるのではないでしょうか。インストールに関しても、基本的には、国税庁ホームページからインストールできるようになっています。
ただ、手順通りにやってみてもパソコンの機種によっては警告が入ったりと厄介なことになる可能性も予想されます。
そういった方は、国税庁ホームページの中に、
「国税庁(年調ソフト)操作マニュアルインストール手順(インストールできない方用)」 URLというサイトが公表されていますので、是非参考にしてみてください。
※「アプリのインストール失敗」と表示された場合の対処法も説明されています。
従業員に配布して問題ない?
では、実際「年調ソフト」を使用する際に、従業員に配布しても問題はないのでしょうか。
答えは「Yes」です。
配布するもの自体が、年末調整の際に必要となる書類であることから、特に問題なく利用できます。
ただ、年調ソフトは便利で機能性が高い反面、従業員にもマイナンバーを取得したりなどの負担がかかってしまうことも予想されます。ですから、年調ソフトを使い始めたいと考えている企業の方は、そういったデメリットも踏まえ、従業員の方に了承を得た上で、アプリの使用を勧めます。
使い方
次に、年調ソフトの使い方を詳しく解説します。
①国税庁が提供する年調ソフトをダウンロード・インストールする。(ダウンロード方法は上記を参照)
②スタートメニューをクリックし、設定を選択→「更新とセキュリティ」をクリック→左メニューから、「開発者向け」を選択→「アプリのサイドローディング」をクリック→選択の「はい」をクリック。
③マイナポータルからデータを取得する際は、「マイナポータルAP」を取得後、手順に沿ってインストールを行う。
④国税庁の年調ソフトを利用して必要事項を記入する。
電子データで出力→次のステップに進む→プルダウンメニューから「マイナンバーを入力」を選択→マイナンバーを入力する→電子データで出力をクリック→マイナンバーのパスワードを入力し、「確定」をクリック→「電子証明書が読み込まれました」と表示されたら「次へ」をクリック→「フォルダの選択」をクリックして閉じる
◎年末調整の電子化に必要な準備
・マイナンバーカード
・ICカードリーダーライター
年末調整を電子化する際は、上記の内容に沿って手続きを進め、実際に利用してみてください。
住宅借入金等の設定使い方
年調ソフトは、年末調整の際に利用するほか、住宅借入金等の特別控除申告書を取り組む際にも利用することが出来ます。
<事前準備>
①「年調」→「年調データ入力」を開く
②「年調データ入力検索」画面はそのままで「開始」をクリック
③画面左側の該当社員をクリック
④「住宅借入金等特別控除」欄の「入力」をクリック
⑤「移住開始年月日」と「控除区分」が表示される
⑥1回目の「年末残高」を入力する
<操作手順>
①「住宅借入金等特別控除申告書」を取り込む。→金額が自動的に反映される
②「住宅借入金等特別控除の額」の見直しを行う。
③設定をクリック
上記の内容で、住宅借入金等の特別控除申告書を簡単に取り組むことができます。
いかがだったでしょうか。
あなたが毎年必ず行うであろう「年末調整」
それは決して楽なものではない分、簡単に済ませられると嬉しいですよね。この記事を見たあなたが、少しでも「年調ソフト」に興味を持ち、利用してくれるきっかけになれればと思います。
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