tsMuxeRは、動画からBlu-rayビデオを作成したり、Blu-rayデータを編集できるソフトです。
Blu-rayデータの中から不要な音声や字幕、映像トラックを削除したりすることもできます。
処理が再エンコードなしで行われるため、無劣化で処理も比較的早いことが特徴です。
tsMuxeRのダウンロード方法
下記URLよりダウンロードすることができます。
利用しているOSのバージョンのものをダウンロードしてください。
tsMuxeR 2.6.12 / 2022-05-16 Nightly Free Download - VideoHelp
https://www.videohelp.com/software/tsMuxeR
Windowsの場合、ダウンロードした圧縮ファイルを解凍すればそのまま使うことができます。
日本語化パッチはある?
tsMuxeRは日本語非対応のソフトとなっています。
日本語化パッチもないようですので、少し慣れが必要になります。
使い方自体は直感的にできるものになっています。
使い方
tsMuxerGUI.exeを実行することでtsMuxeRが起動します。
基本的な使い方
Blu-rayにしたい動画ファイルを上段「Input files」にドラッグ&ドロップするか、右側の「add」から選択します。
複数の動画を連結したい場合は「join」から1つ1つ追加してください。
ドラッグ&ドロップや「add」の場合は多重化されますのでご注意ください。
中段の「Tracks」にファイル内のストリームが表示されます。
不要なトラックがある場合、該当トラックのチェックを外します。
音声ファイルを選択した際に「General track options」というものがあるので、その中の「Language」から適したものを選択しておくとよいかもしれません。
下段の「Output」から出力形式を選択します。
「Blu-ray ISO」(ISOファイルで出力)か「Blu-ray folder」(BDMVフォルダで出力)を選択します。
最下部の「Start muxing」をクリックすれば出力することができます。
オーサリング完了後、出力されたファイルをBDに書き込めばBDビデオを作成できます。
BDメディアを無駄にしないためにも、書き込む前に再生できることを確認しておきましょう。
チャプターの設定
チャプターを作りたい場合、最上部の「Blu-ray」タブをクリックします。
左上の「Chapters」欄で設定をしていきます。
・No Chapters
チャプター不要の場合はこちらを選択します。
・Insert chapter every 〇 minutes
〇分ごとに自動でチャプター化されます。
・Custom chapters list
手動でチャプターを設定します。
「時間:分:秒.ミリ秒」というフォーマットで入力します。
「00:05:20.000」→5分20秒にチャプターを作成、というかたちになります。
字幕の設定
字幕を設定する場合、最上部の「Subtitles」タブをクリックします。
上部の「Font」ボタンからフォント・フォントスタイル・フォントサイズを選択します。
字幕が日本語の場合は左下の「Writing system」から「Japanese」を選択しておきましょう。
音ズレを補正する方法
「Tracks」で音声を選択した際に出てくる「General track options」の中にある「Delay(in ms)」で音ズレの補正を行うことができます。
ミリ秒単位で音声を遅らせることができるので、音声が遅れている場合には負の数、音声が早い場合は正の数を入力しましょう。
エラーの対処法
tsMuxeRにはエンコード機能がないため、Blu-rayの映像・音声コーデックに従わないファイルをオーサリングする際にエラーが発生することがあります。
ビデオコーデックが
・H.264
・H.265
・MPEG-2
・Microsoft VC-1
のいずれかである必要がありますので、確認をしてみてください。
字幕に設定したフォントが日本語名のものである場合にもエラーが発生することがあります。
「メイリオ」を使いたい場合は「Meiryo UI」を使うことで対処できます。