支払調書を国税庁のホームページからダウンロードする方法
eーtaxソフトでは、パソコン上で調書の作成、提出ができます。
調書の作成はデータを1枚ずつ入力する方式と、CSVファイルを使って作成する方法があります。
CSVファイルは、Web版では対応していない、光ディスクなどで提出が可能な調書に限り作成できます。
CSVファイルは、eーtaxソフトからログインして「申告・申請」「新規作成」を選択。
「作成手続きの選択」から目的の支払調書を選択します。
「申告書等の作成1/2」画面から、作成したファイルの「読込」をクリック。
「決定」ボタンでファイルが反映されて、作成枚数が表示されます。
「次へ」ボタンをクリックして、合計表の作成を行います。
eーtaxソフトを利用する場合、セットアップを行います。
エクセルで作成する方法
エクセルで作成する場合、国税庁のサイトからダウンロードします。
記載事項に漏れがないように作成します。
ツールバーの「ホーム」から「セル「「書式」をクリックします。
「セルの書式設定」を選択して「表示形式」をクリック。
「文字列」を選択したら、「OK」をクリックします。
これで、ワークシートのデータが「テキスト形式」として出力され、数字も文字列として扱われることで、整理番号など頭の0が消えることなく出力されます。
ワークシート上では、1行が調書1枚になります。
入力する際、文字数や入力文字などの指定のある項目があり、入力事項がなくても必ずスペース入力が必要です。
エクセルでは、最終項目にスペースを入力することで、最後まで出力されます。
タイトル行を先頭行に貼り付けすると、読み込み可能なCSVファイルを作成できます。
入力が終了したら、メニューの「ファイル」から「名前を付けて保存」をクリック。
「参照」をクリックして「名前を付けて保存」のダイアログボックスから保存先をしたらファイル名、ファイルの種類を入力します。
「保存」をクリックするとメッセージが表示されるので、「はい」をクリックします。
これで、データの作成ができます。
エクセルでデータ管理すると、毎年の作成が楽になります。
提出範囲は?
支払調書は提出範囲が決められています。
対象となる職業は、弁護士、税理士、社会保険労務士などの士業の方。
またデザイナーやライターなどのクリエイター。
芸能に関する出演者などがあります。
それぞれ特定の役職および同一人物との間で、支払金額が一定の金額を超えると必要になります。
受賞賞金や懸賞、コンクールなどの賞金は対象外です。
法人は源泉徴収の義務があるので、支払調書の発行、提出義務もあります。
支払った相手に対しては義務はありません。
もし提出を忘れていたなどの場合、罰則を課せられる可能性があります。
毎年行わなければならない企業などは、作成、提出が楽になるようにやり方を整えておく必要があります。
あっせん手数料の書き方
あっせん手数料の支払調書は法定調書の1つで、原則税務署に提出しなければいけません。
不動産の賃貸や売買で仲介手数料を支払った場合です。
記載方法などが変わる可能性もあるので、毎年でも注意して記入していきます。
いくらから作成しないといけない?
あっせん手数料の支払調書の提出は、支払合計金額が15万円を超える場合です。
15万円以下であれば必要ありません。
金額は消費税及び地方消費税を含めた額になります。
あっせん手数料の支払調書を提出しなければならないのは、支払った法人と不動産の業者です。
個人の不動産業者で賃貸借の代理や仲介を目的としている場合は、提出する義務はありません。
提出は税務署へします。
支払日の翌年1月31日までです。